そこは、人形支配の街
そこは、首切りと裏切りの街
辿りついたのは不和の孤児院と果ての王都

少年と少女は旅をする。
存在するはずのない愛を求め、
お伽噺のような夢を追う。

「僕は、夢を叶えたいんです」

ただ純粋に、ただ無垢に、ただ、ただ——

旅人が目にするいくつもの喜劇悲劇復讐劇は、
人間の弱さと醜さを露呈させる。
何が正しくて、何が間違っているのか。
復讐の連鎖はどこまでも惨劇を呼ぶ。

不幸の中心にあるものは、

いつだって”人形”だった。

そして、旅は終わる。全てが、終わる。


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